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The Case of the Missing Books by Ian Sansom
 
爆笑!北アイルランドの移動図書館が舞台のミステリー…?
ユダヤ系イギリス人のイスラエル・アームストロング
司書の職を得て、ロンドンからはるばる北アイル
ランドの
小さな町Tumdrumへやって来た。

期待を胸に図書館へ向かうとなんと…図書館は
閉鎖
されていた!

代わりにバスを改造した"移動図書館"で仕事を
するよう
言いくるめられたイスラエル。しかし、閉鎖
された図書館
から15,000冊の蔵書がすっかり消え
ていた。
これらの本を探すのがイスラエルの最初の
仕事となるのだが、
人付き合いが苦手で空気が
読めない神経質で都会育ち
のイスラエルが果たして
この田舎の小さな町でうまくやっていけるのか…?


そして消えた15000冊はどこへ…?!


これは本当に面白かった!!!!!

冒頭は話の展開も遅いし、「どうだ、面白いだろう?」というあざとさが鼻についてなかなかページが進まなかったけど、一度ハマり出したら続きが読みたくてたまらない!って感じでした。

ラストで明かされる「15,000冊の本はどこへ?」の真相は、実は大したことなくて拍子抜け。なんとなく、学生の頃に読んだ「四捨五入殺人事件」(井上ひさし)を思い出してしまった…。

…でも、そんなことはどうでもいいくらいこの本の世界は楽しいんです!アイルランドには行ったことないけれど、ディテールの1つ1つが生き生きとして「分かる!」って感じ。"P.S. I love you"の舞台がオシャレで活気あふれるダブリンのグラフトンストリートあたりなのに反して、こちらは本当に田舎。

神経質で不器用でコミュニケーション能力ゼロの主人公イスラエルには全く共感できないけれど、彼に次々と起こる災難を見ているとさすがに同情してしまう。私も海外に行くとたまに「よそもの」扱いされた気分になるけれど、イギリスからアイルランドってだけでもこれほど"Lost in Translation"な気分を味わうとは…。

会話部分も多いし、基本的には読みやすいですが、eejit, yousなんてアイルランドっぽい表現もたくさん出てきます。地元の人たちが話す強烈な訛りにイスラエルもたまに途方に暮れてました。文字で見ると分かりやすいものもあるけれど、耳で聞いたら分からないだろうな~。

美女といい雰囲気になったイスラエルが、その後に備えてパブでお客に見守られながらトイレの自販機でコンドームを買うシーンがあって、これがまた強烈に可笑しかった…たとえていうなら、映画「リトルヴォイス」でのマイケル・ケインの「ゴールドフィンガー」熱唱シーンみたいな可笑しさっていうか…。いつか映画化されないかな~。

"P.S. I lvove you"もアイルランドが舞台だけど、昔「ザ・コミットメンツ」とか「父の祈りを」などを見てから、なぜかアイルランドものに強く引かれるんですよね。Maeve Binchyも好きだし。そういえば、ロンドンのパブのトイレで会った女性に"Come to Ireland, honey!"と言われたっけ。

また近いうちに読み返して、アイルランドの雰囲気に浸りたいと思います。

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