i ♥ ペーパーバック

[i ♥ paperbacks] 洋書ペーパーバックのレビューと海外ドラマ・英語学習

ホーム
洋書ビギナーの方へ
洋書はどこで買う?
ロマンス
ダイエット / ヘルス
ミステリー/ スリラー
ヤングアダルト
キッズ / 絵本
海外ドラマ/ TV
派遣のお仕事
英会話
DHCの翻訳講座
コラム
プロフィール
Rose Madder by Stephen King
 
S・キングのサスペンス…と思いきやファンタジー?
 

このままでは、殺される―

 

ある朝、シーツについた小さな血の染みを

みつけて、ローズはそう口にしていた。優秀な

刑事の夫ノーマンも、家ではサディストの暴君。

 

結婚後の14年間暴行を受け続けたローズは

心身ともにもう限界だった。逃げだそう。あの人の

手の届かないところへ―。だが、家出をした妻を

ノーマンが許すはずがない。残忍な狂気と妄執を

バネに夫の執拗な追跡が始まった。 

 

Bookデータベースより

 
今から10年近く前、初めて英語で読んだスティーブン・キングの長編作品。
 
「もう一度読み直すかも?」と思って、一度読んだペーパーバックもたいていは取ってあるんですが、
この本はもう手元にありません。が、頭にrose madder色の花を着けたミノタウロスの邪悪な表紙は
今でもはっきり覚えています。
 
のようなサスペンス仕立てのものを期待していたのですが、読み進めるとなんと…
 
ファンタジー????
 
DVから逃げるにも、当然、警察に駆け込むわけにはいかず、そして足がつくような行動も
避けなければならず、周到に準備をして逃げ出す描写はとてもサスペンスフル!
暴力夫からどうにか逃げ出し、結婚指輪を質に入れようとしたローズは、ある絵を気に入り、
結婚指輪と交換してもらうことに。そこで素敵な男性とも知り合ったり、仕事を偶然オファーされたり、
第2の人生の始まり…だが当然そこに、執拗な暴力夫が追いかけてきて…というあたりもすごく
面白かったのだけど、ローズが手に入れた絵の世界が動き出して、ギリシャ神話のような世界が
出てきたあたりで「これはファンタジーだったのね」と、ちょっと興ざめ…。
 
描写も細かく難解な表現も多くて、500ページ近い本書を読むのはかなりヘビーでした。
このレビューを読むにあたって、ちょっと本作についても調べてみたら、スティーブン・キングは
「ああ、やっぱりね」と納得してしまいました。
 
今読んでみたらまた違う印象を受けるとは思いますが、まぁ、キング作品なら他のものを
読みたいな…と思います!
 
 
翻訳版