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Tears of the Giraffe  by Alexander McCall Smith
 
"the Number 1 Ladies' Detective Agency"シリーズ2作目。
 

ボツワナの首都ハボローネ。Precious Ramotsweは"the Number 1 Ladies' Detective Agency"を営む女性私立探偵。

Ramotsweの元にやって来たのは、一人の中年アメリカ人女性。10年以上前にボツワナで姿を消した当時ティーンエイジャーの息子。生きて見つかる望みはなくても、せめて何があったのか調査してほしい…最後の望みをRamotsweにたくす。

一方プライベートでは、Ramotsweは、自動車整備工場を営む心優しいJ.L.B. Matekoniのプロポーズを承諾したばかり。MatekoniがRamotweと結婚して、職を失ってしまっては困る…と結婚を阻止するため陰謀をたくらむMaketoni家のメイド。

車の修理に行った孤児園で、未来の妻への相談もなく2人の孤児を養子に迎えることにしてしまったMatekoni。
果たして10年前の事件の真相を突き止めることができるのか?そして、RamotsweとMatekoniの結婚は…?

 

 
 
"the Number 1 Ladies' Detective Agency"は、2009年現在で10作目まで出ている人気シリーズ。

そんなことは知らずに、たまたま本書を目にし、表紙に書かれていた"The miss marple of Botswana."(ボツワナのミス・マープル)というNew York Timesのレビューに魅かれて買ってしまいました。

ストーリーは至ってゆっくりと進み、登場人物もどこか皆のんびり。
今回Ramotwe(とそのアシスタント)はいくつかの事件を解決するのだけど、その推理や事件自体よりも、何気ないボツワナの日常の方が面白い!

「プレゼントを受け取る時の礼儀」だとか「年長者を敬う」とか昔ながらのしきたりを大事にしている所と、どこの国でもそうだと思うけれど、若者の世代ではそんな価値観が失われつつあって、それをRamotweや
Matekoniが嘆く所とか…。

あと、bush teaを飲むシーンがよく出てきて、ブッシュティーってどんなもの?ルイボスティみたいな味?とても気になりました。そんなときに三軒茶屋のオーガニックカフェに行ったら、なんとブッシュティーがあるではないですかー!出てきたのはこれ。
 
         

美味しかった!ルイボスティより癖がなくて飲みやすい感じかな(ルイボスティも好きだけど)

Ramotweはとってもふくよかな女性で、もちろんそれが「美人」の条件であるのだけど、「睡眠障害は肥満と関連がある」という記事を雑誌で読んだRamotweが「まぁ失礼な!」と怒るシーンも思わず笑ってしまった…。自分に自信があってHappyな所が魅力的な主人公です。心優しい婚約者のMatekoniとも幸せな家庭を築いていく予感がします。

科学捜査やハイテクを駆使した捜査が当たり前の現代で、地道に張り込みをしたり(しかも親戚連れで…)、女の勘(!?)を頼りに事件の真相を探っていくのもまた新鮮でした(笑)

秘書学校を優秀な成績で卒業したのに、就職活動がうまくいかず、「やっぱり女は結局容姿なのね」と理不尽な現実に落ち込むものの、ここの探偵事務所で無事職を得て、はりきって働く秘書のMaktsi(今回、探偵アシスタントに昇格!)も気になるキャラクターです。

そして「あっ!」と思わず声をあげて笑ってしまったのが、最後の最後に出てくるRamotweの婚約指輪のエピソード。

イギリスではこのシリーズはドラマ化されているそうで、写真だけ見たけれどRamotweもMaktsiもイメージとピッタリでした☆