i ♥ ペーパーバック

[i ♥ paperbacks] 洋書ペーパーバックのレビューと海外ドラマ・英語学習

ホーム
洋書ビギナーの方へ
洋書はどこで買う?
ロマンス
ダイエット / ヘルス
ミステリー/ スリラー
ヤングアダルト
キッズ / 絵本
海外ドラマ/ TV
派遣のお仕事
英会話
DHCの翻訳講座
コラム
プロフィール
Tell No One    ノンストップ・サスペンス!

記念日を祝うために人里離れた湖へ向かう  

幼なじみで新婚カップルのデビッドとエリザベス。

その夜2人は何者かに襲われ、デビッドは重傷

を負い、エリザベスは数日後に死体で発見された。

彼女の顔には、当時世間を震撼させていた連続殺人鬼「キルロイ」のトレードマーク「K」の刻印が。

 

…それから8年後、小児科医となったデビッドは

エリザベスの死を乗り越えられずに毎日を過ごして

いたが、ある日1通の不審なEメールを受け取る。

そこにはエリザベスとデビッドしか知るはずのない言葉が…。

 

誰かの悪趣味ないたずらなのか?

それとも、エリザベスは生きているのか…?

 
"A can't-put-it-down, page-turner"と書いてあったのですが、まさにその通り!
昨夜はクラブで踊ってほぼ終電で帰ってきたのに…帰りの電車の中でも、家に帰ってからも
本を閉じることができず、気が付いたら外が明るくなってました…ははは。
 
妻エリザベスが殺されてから8年…妻と自分しか知らないはずの言葉が書かれた謎のメールを
デビッドが受け取るシーンは本当に背筋がゾッとしました。メールって世界中どこからでも瞬時に
送れてとても便利だけど、匿名性も高いだけにこういう得体の知れないメールは余計に気味悪い。
 
メールに記されたリンクを開くと、どこかの街がウェブカメラで映し出されている。そこに死んだはずの
エリザベスが現れ、"I'm sorry..."と悲しげにつぶやく…。エリザベスは本当は生きているのか?
それとも何かのトリックなのか?デビッドはエリザベスが生きていると確信し、躍起になって彼女を
探し出そうとするけれど、デビッドの友人のショーナと同じように「彼女はもう死んでいるのよ!
目を覚まして」と言いたくなってしまった…。
 
90年代のアクション映画を見てるような気分で最後までハラハラしました!
 
すごく映画的な内容なので、もしかしてアメリカでTV映画にでもなってるかな?と調べてみたら、
なぜかフランスで映画化されていて、アメリカでのリメイクも決定したようです!
 
本作では、ヒロインともいえるエリザベスは地味な印象であまり心にも残らなかったのだけど、
デビッドの姉のパートナーであるショーナがすごく魅力的でした。プラスサイズ(太め専門)の
モデルでレズビアン。心が広くて、自分大好きで、わがままで、思ったことをそのまま口にする、
まっすぐな女性で…ちょっと若い頃のカースティ・アレイをイメージして読んでました。
 
あと単なる子供時代のセンチメンタルな思い出だと思って読んでいたエピソードにも、後で
「あっ」と思わせるような仕掛けがあったり、(NYで4人の白人私服警官に41発の銃弾を
受けて射殺されたアフリカ系移民の)アマドゥ・ディアロ事件について触れられていたり、細かい
 
ジョナサン・ケラーマンの本だと、登場人物の服装だとか訪れたオフィスのインテリアだとかが
事細かく描写されていてまどろっこしく感じたりするのだけど…難しい言葉はあまり使われて
おらず、センテンスも短くシャープで、所々ユーモアも散りばめられていて…また良さそうな
作品があれば読んでみようかな。