派遣のメリット/デメリット
「ハケン」というと、最近は何かと良い印象がないですが…私はこの10年ほど、派遣社員として
英語を使った仕事をしています。
「就職氷河期」だったということもあるのですが、当然ながら、短大の英文科を出たくらいでは、
英語をバリバリ使うような仕事 は(そして実力も…) ほとんどなく、就職課で紹介される貿易会社などの
仕事でも「FAX文書が英語」という程度なので、自分のやりたいこととは「ちょっと違う」と感じてました。
正社員だと、希望の職種に就けたとしても異動や転勤があったり、「会社」という組織に縛られて
しまうことがありますが、派遣だと、あくまで「その仕事」に対する契約なので、自分の得意分野を
活かしたり、スキルアップできます。
特に「英語を活かした仕事をしたい」人にとっては、ハケンだと「通訳」「翻訳」「英文事務」などの
仕事があり、契約上もきっちり決められてますが、正社員だと「正規の仕事」+「英語屋さん」というように、
良いように会社側に使われてしまうこともある感じがします(もちろん正社員でも「通訳」「翻訳」業務に
特化した仕事はあると思いますが)。
また、契約時間がきっちり決まっていることから、サービス残業などもなく、私のように
「プライベート重視」の人間にとっては、ハケンは働きやすいシステムだと思います。
メリット | デメリット |
好きな仕事ができる 色々な職場を経験できる 働き方を選べる 時給が良い 都心部では案件が多い | 不安定な雇用形態である ボーナスや交通費がない 休みの多い月は給与が減る ブランクが開く場合がある 地方では案件が少ない |
よく勘違いされがちなのは、「でも、ハケンって、社会保険がないでしょう」ってこと。
ざっくり言うと、「長期(2ヶ月以上)の就労が見込まれること」と「1日の労働時間/1ヶ月の労働日数が
正社員の3/4以上」であれば、社会保険(年金・健康保険)に入れるので、私は、短期間契約(2ヶ月)の
翻訳の仕事をした時と、週2~3日出社で翻訳の仕事を1年半続けた時以外は、派遣会社の健康保険・
厚生年金に入っています。
また、「ハケンって『明日から来なくていい』とか、急に切られるんでしょ?」と言われることもありますが、
基本的に、何かの事情で契約を解除したり、次回の更新がない場合、派遣会社は30日以上前に派遣社員に
予告する必要があります(それを行わなかった場合は、日数分の解雇予告手当を請求することなどもできます)。
その他のデメリットといえば、ボーナスがなく、(たいていの場合)交通費が出ない、そして交通費が
非課税にならない…という感じでしょうか。
また、都心では求人案件も比較的多いですが、地方では少ない、といったこともあります。
短期・単発の仕事では、「単発やフリーの仕事をしながら通訳学校に通っている人」など、同じような
興味・境遇の方と知り合えるのがメリットだと思います。実際に私も5年以上も前に幕張メッセでの大規模な
国際的イベントで仕事をした時に(行きの電車の中で!)知り合ったビジネス通訳の方と、今でも近況報告
などをしています。
探し方は、ネットが一番便利です。ネットが普及する前は、「とらばーゆ」のような週刊の求人誌で
ハケンの求人をチェックしてました。が、当然そこに載るようなものは既に応募が終わっていたり…。
登録していた派遣会社に電話をして、録音された案件内容のテープを聞いたり…。
応募だってワンクリックでできるので、とても簡単です。
…とはいえ、最近(2009年春以降)は、派遣の案件自体も少なく、状況は厳しい感じです。
英語や翻訳スキルに関しても、プラスアルファが必要だと実感しています!