the Office (US) こんな上司は…絶対イヤ!?
架空の製紙会社Dunder Mifflin(ダンダー・ミフリン)のペンシルバニアにあるScranton(スクラントン)支店が
舞台の、オフィスの日常を追った「モキュメンタリー」ドラマです。
「モキュメンタリー(Mockumentary)」とは"mock + documentary" 「ニセのドキュメンタリー」と
のような"笑い声"も入りません。
オリジナルはイギリスのBBCで製作され、日本でもWowowで放映された同名ドラマ。シニカルなBBC版も
大好きだけど、どんなに落ち込んでても思いっきり笑えて、元気になれる、そしてホロリとさせられるシーンも多いNBC版の方がやっぱり好き!
ドラマの主人公は、このオフィスのマネージャである40代、独身のマイケル・スコット(スティーブ・カレル)。
不適切な画像の付いたメールを社内で転送してはしゃいだり、超ステレオタイプ/人種差別的な発言で
スタッフを敵に回したり、いつでも自分がちやほやされてないとすねちゃったり、obnoxious (不快)で
arrogant (傲慢), annoying (ウザイ)でignorant (無知)…それでもどこか憎めないのです。
マイケルの下で働くのは、アシスタントマネージャ(マイケルにはいつも"assistant to the manager"つまり単なる「マネージャのアシスタント」だと訂正される)の性格に難ありなドワイト、受付嬢のパム、営業の若手社員ジム、セクシー・テンプ(派遣社員)のライアン、お堅いクリスチャンのアンジェラに、ラテン系でゲイのオスカー、シングルマザーでアル中のメレディス、ライアンに夢中でハイテンションなインド系のケリーなど個性豊かな面々。
面白シーンを集めたクリップ。雰囲気は伝わるかな…
オープニングの映像が入ってます。
(注:残念ながらこのクリップは現在見れないようす…)
オリジナルのUK版もそうだけど、多くのアメリカのドラマと違って、キャラクターが全然ゴージャスじゃなくて(むしろ容姿が良くなかったり)、普通っぽい所がリアルで面白いです。特に私が好きなのは、HR(人事)のトビー。風采の上がらない40歳過ぎの薄毛の白人男性で、バツ1、幼い娘あり。いつも地味~でテンション低くて、消え入るようなか細い声でマイケルの言動を諭します。「社員はみんなファミリー!」と公言し、何よりスタッフを愛しているマイケルも、「人事のトビーは本社所属だから、厳密にはこの支店のファミリーじゃない」と、常にトビーを目の敵に…もう、気の毒になるくらい…(T_T)そして、受付嬢のパムに密かな恋心をいただいてるのですが、かわいそうなくらい最後まで報われないし…。
それにしても、あまり見たことのない役者さんだな~、とトビーをimdbってみたら(我が家では、「ググる」と同様、「imdbる(あいえむでぃびる)」と動詞で使っています)なんと、本業は役者ではなく、この番組の共同エグゼクティブ・プロデューサーでした!
その他にも、第2シーズン以降、いやに出番が多くなるライアンとケリーを演じるB.J.ノヴァクとミンディ・カリングはthe Officeのプロデューサーで、脚本も担当。気の弱い太目の中年女性社員を演じるフィリスも、本業はキャスティング関係だし、あまり「役者」っぽくない人たちを使うことで、余計にリアルな感じが出てるのかも…。
ドラマでは結構アドリブもあるようで、特にマイケルやドワイトが突拍子もないことをした後に、みんなが(演技じゃなく)本当に困惑してる表情をカメラがとらえてるのが笑えます…(「モキュメンタリー」の大きな特徴の1つ、キャラクターがカメラ目線になることも多いです)
この番組のコメディ部分以外で重要なパートを占めているのは、オリジナル同様、パムとジムの恋の行方。
パムには同じ支店の倉庫で働くロイという、男らしいけど粗野で女心が分かってない婚約者が…。
第2シーズンのラストで、とうとうジムはパムに告白するけれど…と、とってもやきもきさせる展開で、見逃せませんっ。
第1シーズンより「パム&ジム」のシーンを集めたクリップ
(注:残念ながらこのクリップも現在見れないようす…)
海外ドラマが次々と日本で放映される中、エミー賞まで取ってるthe Officeが残念ながら日本で放送されないのは、NBCが権利を売らないとか、なにか理由があるのかも…? でも、ゴージャスでグラマラスなライフスタイルを送る登場人物しか出てこないドラマに飽き飽きしてる人にオススメのドラマなのです!
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