the Outsiders "Stay Gold, Ponyboy...”
| 1950年代のアメリカ、町の貧困階級地区で暮らす 14歳のポニーボーイは、兄のソーダポップとダリル、 友人のジョニーやトゥー・ビットらと共にgreasersと 呼ばれるチンピラグループの一員。 ある夜、ポニーボーイとジョニーが、対立する金持ち 階級の少年ギャンググループsocsに襲われ、ジョニ ーはポニーボーイの身を守るためsocsの1人を殺し てしまい…。 | |
この洋書レビューのサイトを始めてから、積極的に色々なジャンルの本を読もう!と
ヤングアダルト向けペーパーバックにも手を出すように…。
少年の心理描写がとてもうまく、著者が女性と知ってびっくり。
「ティーンエイジャーの本当の姿を描いた物語がなかったから」
と16歳でこの作品を書いたと知って、さらに驚き!
1967年に書かれた話なのに、古さも全く感じません。
ここに出てくる少年たちは、大人が不在の世界で一生懸命生きています。
greasersもsocsも、自分自身で選んだわけではなく、生まれた地区や環境で
読んだり、夕焼けを眺めたりするのが好きな、繊細な心の持ち主。貧困地区で
生まれていなければ…両親を事故で失っていなければ…そして、自分に全く愛情を
注いでくれないアル中の親を持ち、ホームレスのような生活をするジョニーも、
違った環境で育っていれば…。
病院の待合室でタバコを吸う14歳のポニーボーイに、ある男性が
「タバコなんか吸っちゃダメだ」と言うと、ポニーはびっくりしてまわりを見まわし
「え、どうして? 禁煙って書いてないのに?」と本気で聞くシーンなんかもすごくリアルで。
「今は辛いことばかりかもしれないけど、人生、悪いことばかりじゃない」
と教えてあげる大人がまわりにいないのが、すごくもどかしいです。
英語は、基本的にはシンプルで読みやすいですが、会話には口語表現が多く出てきます。
"Gotta caner stick?" = タバコある? "fuzz" = 警察 など。
(日本での上映を求める署名運動もあって、結構盛り上がりましたよね~)で来日した
エドガー・ライト監督とお話する機会があったのですが、その時に
「英語では、警察を意味するスラングがたくさんあるんだ。イギリスだとnickとかcopperとか。
fuzzは特にイギリスのスラングじゃないんだけど、響きがカッコイイでしょ?」
と言ってたのを思い出しました。
ほんとに今更ですが、「コッポラ監督のブラットパック総出演青春ムービー」程度の
認識しかなかったので、原作を読んでみてよかったです。
ジョニーがポニーボーイに残したメッセージ
There's still lots of good in the world...
が忘れられません。
映画版は… ポニーボーイ = C・トーマス・ハウエル ジョニー = ラルフ・マッチオ ソーダポップ = ロブ・ロウ ダリル = パトリック・スウェイジ ダラス = マット・ディロン トゥー・ビット = エミリオ・エステべス 他にも、若き日のトム・クルーズ、レイフ・ ギャレット、ダイアン・レインといった豪華 キャストが出演してます。未見の方はぜひ! | |